どーも〜 金城です
先日、お客様から『シャンプーの泡立ちが悪いんです』というご相談を受けました
今日は
- 「シャンプーの泡が立たない原因」
- 「泡立ちやすくする方法」
をお伝えしましょう
〜シャンプーの泡が立たない原因〜
おそらく、、
- 髪・頭皮の状態に問題があるのか
- そもそも使っているシャンプー剤が泡立ちにくいものなのか
- シャンプーのやり方に問題があるのか
このどれかです
詳しく探ってみましょう!
〜シャンプーの泡が立たない原因その1〜
頭皮の皮脂分泌量が多い・髪がハイダメージ
まず自分の頭皮や髪が、今どういう状態なのかという問題
もともと頭皮の皮脂の分泌量が多く、髪にも皮脂が残留している人ほど泡が立ちにくい傾向があります
※男性に多い
髪がハイダメージの人も毛髪内部がスカスカなので水分や泡を吸収しやすく、シャンプー中に泡が消えたり、泡のもちが悪かったりします
心当たりがあれば、これが1つの原因かもしれません
〜シャンプーの泡が立たない原因その2〜
『界面活性剤の種類』によって泡立ちが違う
そもそも泡立ちの悪いシャンプーを使っているのかも・・!
世の中には数多くのシャンプーがありますよね?
そのシャンプー剤のほぼ100%に「界面活性剤」という成分が含まれています
界面活性剤とは皮脂と水を混ぜ合わせる成分です
水だけでは落とせない皮脂を界面活性剤によって落とすことができます
泡立ちは、この界面活性剤の種類によって変わってきます
その種類というのはたくさんあるんですが、泡立ちという観点で大きく分けると2つ!天然か合成に分かれます
「自然系」なのか「人工系」なのかという分類です
その見分け方はシャンプーの箱の裏面、シャンプーボトルの裏面に成分がずらーーっと表記してあります
↓に書いている成分を見ながらご自分が何系を使っているのかご確認ください
天然界面活性剤(アミノ酸系・ベタイン系)
→自然界に存在する成分
表記してある成分
アミノ酸系【ラウロイル〜 ココイル〜】
ベタイン系【〜ベタイン ココアンホ酢酸】
アミノ酸系(泡立ち△)
メリット→環境に優しく地肌、髪にも優しい、保湿力が高い
デメリット→肌に残留しやすい、汚れが落ちにくい、泡立ちがマイルド
ベタイン系(泡立ち○)
メリット→環境に優しく赤ちゃんにも使える、目に入ってもしみない、
デメリット→肌に残留しやすい、種類が少ない、価格が高い
※天然界面活性剤は肌に残留しやすいのでしっかり流す必要があります
そして価格がわりと高いものが多いです
合成界面活性剤(高級アルコール系)
→石油などの原料で人工的に作られた成分
表記してある成分
【ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Na】
高級アルコール系(泡立ち◎)
メリット→泡立ちが良く洗浄力が高い、汚れや整髪料が綺麗に落ちる
デメリット→パサつき、きしみやすい、カラーやパーマが落ちやすい
※基本的に市販で売られているものはこのタイプが多く
価格は買いやすい料金のものが多いです
『泡立ちやすさ』の順番
1、高級アルコール系
2、ベタイン系
3、アミノ酸系
泡立ちが悪いと感じる方は、まずお使いのシャンプーボトルの裏面を見て自分が何を使っているのか確認してみましょう!
泡立ちだけ考えると、天然界面活性剤(ベタイン系、アミノ酸系)を使用している方はもの足りなさを感じるかもしれません
かと言って高級アルコール系がいいのかと言ったらそういうわけでもありません
シャンプー剤には必ずメリットもあればデメリットもあるので
ご自分の
- 髪や頭皮の状態
- 髪の長さ
- 考え方
に合わせて選ぶと良いと思います
分からない場合は、担当美容師さんに相談すると教えてくれるはずです
〜シャンプーの泡が立たない原因その3〜
『泡立てのやり方』がうまくできていない
実は、、、、
きちんとした泡の立て方さえできていれば、泡立ちの悪いシャンプー剤でもわりとうまくいきます
逆にきちんとした泡の立て方ができていなければ、泡立ちの良いシャンプー剤であってもうまく泡が立ちません
ってことは泡立ちを良くするために最も大事なことは、シャンプー剤の問題よりも、泡の立て方をマスターすることなんじゃないかと個人的には思っています
では、泡立てをマスターするための大事なポイントを3つお教えしますね
- 予洗いをしっかりする
- 2回シャンプーする
- 「お湯」と「シャンプー剤」と「空気」の絶妙なバランスを覚える
この3つができれば、おめでとうございますっ
あなたはもう泡立てマスターです笑
まず【予洗い】から説明していきます
質問!→お風呂でシャンプー前にシャワーで一度髪を濡らす際、どのくらいの時間かけますか?
10秒?20秒くらい?
この時間が泡立ちを良くするための重要なポイントになります
正解を言うと、予洗いにかける時間は2分くらいが最適と言われています
※ちなみにお湯の温度は38°が最適
10秒20秒くらいお湯かけたところで、水分は浸透していないし汚れも全然落ちません
※この時間を短縮したい気持ちはわかります
ところが2分くらい流してあげると、8割くらいの汚れは取れて泡が立ちやすい状態になります
2分間シャワーするって体感的にものすごーく長く感じますが、頑張ってやってみましょう
予洗いは2分
これがマスター1
次は【2回シャンプーする】について
1回のシャンプーだと、もともと皮脂の分泌が多い方や整髪料をつけている方はなかなか泡が立ちにくかったりします
1回目のシャンプーで軽く全体的に汚れを落とす感じで1度流してあげると2回目のシャンプーの泡立ちがすごく良くなります
2回目のシャンプーで本腰入れて洗うイメージ
※シャンプー剤も1回目より少ない量で大丈夫です
シャンプーは1回目軽く2回目で本腰
マスター2
最後に【お湯とシャンプー剤と空気のハーモニー】について
これスーパー大事ですね!
お湯とシャンプー剤と空気がうまくバランスが取れた時、かたさもちょうどいいモコモコで素晴らしい泡が出来上がります
例えば2、3プッシュしたのに泡立ちが悪いと感じるなら、おそらく『お湯(水分)』か『空気』が足りていないのだと思います
→まず、洗面器にお湯をためて手ですくって髪にかけたりして水分を足してみましょう
そして『空気』を足すのです!
空気を足すてなんやねんて話ですよね笑
百聞は一見にしかず 今度泡立て動画を撮ってあげたいと思いますのでしばしお待ちください
まぁそんなことしなくても泡だてネットを使えば一発ですけどね笑
泡だてネットとか台所のスポンジも空気が入るからモコモコ泡になるじゃないですか
要はその原理を頭で作るんですうまく指を使って!
適量シャンプーにお湯と空気を足すのじゃw
マスター3
まとめ
予洗いをしっかりする
→シャンプー前に2分くらいシャワーで予洗い
2回シャンプーする
→1回目軽く2回目本腰
「お湯」と「シャンプー剤」と「空気」の絶妙なバランスを覚える
→水分足してとりあえず泡だてネットでw
それでも泡が立たないなら泡立てマスター(黒帯)であるわたくしにご相談ください